ブログを読んでもらうためにはお客さんの中のさらにその中のお客さんに向けて話すことが重要

商品やサービスを販売するために

インターネットという広大なマーケットにウェブサイト(ホームページやブログ)を開設します。

 

そこにいる人は行動や性格もバラバラで環境も考えも一人一人違います。

そんな中にあなたのサービスを紹介したところで、

雑踏に紛れ込んでしまい全く聞こえませんし届きません。

 

新型iphoneの発売なら欲しい人はたくさんいるので

お客さんの方から勝手に発売情報を探しに来てくれますが、

あなたのサービスはどうでしょう?

 

もしiphoneのような知名度は無いので説明を聞いて欲しいという段階ならば、

不特定多数の人に向けた発信は今すぐに止めたほうがいいかも知れません。

 

分かりずらい検索キーワードについて理解しよう』というブログでも少し触れましたが、

あなたのサービスを知らない人はあなたに気付きもしなければ商品を気にも留めません。

たとえそれが自分に合ったサービスだったとしてもです。

 

 

それはなぜか?

 

 

それが自分に向けて言われているものだと思ってないからです。

 

情報が溢れかえったインターネットの世界では似たようなものはいくらでもあって、

自分から欲しいという行動をしていない時のレーダーは反応しにくいのです。

 

ところが、

これは『あなた』のための商品ですよと名指しされると

「えっ?」と立ち止まります。

 

もちろんあなたにぴったりですよと言って近づくのは不審者同様

詐欺商売と怪しまれるかも知れません。

 

 

 

例えば商材を洗剤としてみましょう。

この洗剤の汚れ落としの性能はあなたの会社が自信を持っておすすめできるものです。

 

これを宣伝する時にこんな感じに言いたくなりませんか?

 

事例1:

この洗剤は当社の特殊技術を結集して開発され、

今までに例を見ないほどの驚異的な洗浄効果を発揮します。

新開発の酵素パワーはどんな汚れでも驚きの白さをよみがえらせる

魔法のような仕上がりを実現しました!!!

500mlボトルで¥1,000のところを新発売特価で今だけ何と30%OFFでお買い求めいただけます。

絶対に買わなきゃ損ですよ。

 

 

何となく、気持ちはそそられなくもないですが、

どのメーカーも同じような売り文句で発売するから「へぇ」とか「ふーん」と

通り過ぎる方が多いかも知れません。

 

 

では次のような宣伝はいかがでしょうか。

 

 

事例2:

サッカーや野球をやってるお子さんのいるおかあさんのために作りました!

雨の日やスライディングでドロドロになったユニフォームの洗濯は本当に困りますね。

白だった生地は泥と皮脂でたちまち白から黄色そして黒へとあっという間に様変わり。

手洗いしても染み込んだ泥汚れはなかなか取れやしない!おかあさんの腕の無駄な筋トレですね。

ところが、明日の洗濯からこの洗剤が代わりに筋トレやってくれちゃうんです。

洗剤入れて洗濯機のスイッチ入れたらあら不思議、これがホントに汚かったユニフォーム?

じつはこの新開発の成分には・・・

 

 

少し実演販売風なパロディを盛り込んでしまいましたが、

あなたはどちらの宣伝文句で行動を起こしますか?

 

 

 

まず、一つ目の違いはターゲットを絞りに絞ったところです。

事例1では洗濯をする全ての人に向けて話しています。

事例2ではスポーツ汚れで苦労しているお母さん(あなた)に向けて話しています。

 

汚れ落としで苦労をしている人はどの人も同じなのですが、

苦労している状況をはっきり思い浮かべさせてあげることが重要です。

私に向けて言っているんだと気付かせてあげるのです。

 

 

二つ目の違いは何だと思いますか?

事例1は会社の強みとか成分や効果とかの自社の宣伝です。

事例2はお客様の悩みにフォーカスしている点です。

 

 

 

インターネットで検索をするのは訪問者が何かの悩みや問題解決をしようとして

キーワードを打ち込んでネットに質問をしているのです。

それで出てきた検索結果から答えとなり得るものを探しているのです。

 

開いたページに割と一般的な宣伝が書かれていた場合と

自分の調べている(困っている)事にピンポイントに当てはまる方が

勿体ぶらないで続きを早く教えてよと

訪問者はその記事が気になってしかたありません。

 

 

最後は金額で決めることもありますが、

重要なのは最後まで話を聞いてもらう(読んでもらう)ことなんです。

最後まで読み進めるというのは内容に関心があったからで読んだ人の記憶に残ります。

 

そして、決断するポイントが金額よりも効果を重視するようになります。

さらにサイトを再訪問する可能性も高いのです。

 

今回の事例商材はインターネットで買う機会は少ないかもしれませんが、

原理はみな同じです。

 

万人に向けた情報は、誰も振り向きませんが、

あるターゲットに向けた発信は、振り返る確率は格段にアップします。

 

これを踏まえて、ウェブサイトのタイトルや記事を考えてみると

さらに反応が変わってくるかもしれませんよ。

 

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