売り方を間違えると商品は全く売れない!

 

最近独立して起業したAさんとBさんがいます。

 

Aさんは昔腰を痛めてなかなか寝付けなかった時に、

何とか腰の痛みから解放されたくていろいろとマットレスを探し回った経験があります。

 

その中でもっとも寝心地の良かったものを自分でさらに改良して

痛みを全く感じない最良のマットレスを作りだして販売することにしました。

 

このマットレスを使うようになってからは

腰の痛みで夜中に起きてしまうことは一切なくなり、

起きている時にも腰への違和感がないことにも気づき、

 

これ以上のマットレスは無いことを確信していましたが、

ふたを開けてみると全く売れませんでした。

 

 

Aさんはいろいろと悩みます。

もしかするとホームページの販売文句や説明が分かりにくいのかもしれないと

丁寧に書き換えてみて写真の撮り方も工夫してみます。

 

しかし反応は変わりません。

 

マットレスカバーが地味だから少し優しげなピンクやブルーにしたらどうだろうか?

と種類を増やしてみます。

さらに金額設定がちょっと高かったかも知れないと思い切って値下げをしてみましたが、

それでも反応は変わりませんでした。

 

なぜこんなに良い商品が売れないのか信じられません。

Aさんは途方に暮れてしまいました。

 

 

 

そんな時に

Bさんが現れてAさんに話をしました。

Aさんの商品はとても素晴らしいものですね。

 

だけど、こんなに良い商品がなぜ売れないのか困っていませんか?

いろいろ手を尽くしても売れない理由が分からない・・・

そのようなお悩みはありませんか?と問いかけます。

 

私にお任せいただければそのようなお悩みからすぐに解放されます。

 

私はあるノウハウを持っています。

その商材を使えば商品はたちまち売れるようになって、

あなたのお悩みはスグに解決されますよ。

 

 

Aさんは藁にもすがる思いでBさんの商材を購入しました。

 

 

Aさんの扱っている商品は確かに良いものなのです。

マットレスの良さは実証済みで、

心底自分の商品に惚れ込んでいます。

 

 

 

さて、どこに問題があったのでしょうか?

 

 

これは考え方の違いで起きている現象なのです。

 

Aさんは自分の好きなもの気に入ったものを

熱心に売り込んでいます。

 

世の中にはAさんのような会社は非常に多く存在します。

 

自信を持って薦められる商品なので

絶対に売れるのは間違いないと考えています。

 

しかし、その商品を必要としている人は

ほんの一握りしかいないのです。

 

ホームページでいくら大々的に宣伝文句を繰り返したところで、

マットレスに興味がない大勢の人たちに向かって

いくら値引きをしても全く響きません。

 

 

一方Bさんの商品はその商品を欲しがる人はどんな人だろうか

もしくはこの商品はどんな人の悩みを解決してあげることができるのだろうか。

と考えました。

 

そう考えることで先に悩みを持った人たちの情報を集めます。

その人たちに向けてそれを解決するための商品を提案すれば

悩んでいる人には簡単に販売することができるのです。

 

 

もちろんAさんの商品は決して悪い商品ではありません。

Aさんの商品を必要としている人に向かって販売すれば

難なく売ることができるはずです。

 

大事なことはお客様の立場に立った売り方なんです。

 

 

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