同じ景色でも見る人によって見えているものは全く違っていました

先日奥さんと新しく出来た大型ショッピングモールに出かけた時のこと。

ある雑貨ショップに入りました。

 

そのお店は男性物の時計から女性物のバッグまで

あらゆる商品が並んでいました。

 

私が渋い時計を見つけて覗きこんでいたら、

彼女が近づいてきたので私はすかさず「この時計どう思う?」と問いかけたのですが、

「うーんいいんじゃない?それよりこのバック可愛くない?これ欲しい!」と

私の質問には無感情で適当な相槌ていどに回答し、手にしたバッグを眺めています。

 

「このバッグならあのお洋服が絶対似合うし、今度のお出かけの時に持って行きたいわ~

安くて良い物見つけちゃった♡」もう何を言っても頭の中はバッグ一色。

 

結局そのバッグだけを購入してショップを後にしました。

 

 

その後館内のカフェで昼食を取りました。

窓越しに真っ赤なフェラーリがオープン記念に展示されていて、

波打つ流線型ボディに私の目が釘付けになっていたところに、

それに気付いた奥さんが車の方をちらっと見るなり、

 

「ねぇねぇご飯食べたらあの車の向こう側に見えるお店に行きたい!

何かあの雰囲気良さそう!」と、

私の関心をよそに買い物の続きを考えている様子。

 

車は一応見えているようですが、

彼女にはタイヤが4本ついた車両でしかないようです。

 

 

 

ここまで私と奥さんは同じ店に入り、同じ風景を目にしているのですが、

二人に見えていたのは全く違う景色でした。

つまり、同じものを見ていても見る人によって見る視点が違うのです。

彼女は時計やスポーツカーなんて見ていないのです。

 

 

 

これは私たちの仕事にもあてはまります。

 

 

私たちがホームページで感じているTOP画像のデザインを

画像を変えてみようか、バナーの色を薄くしようか、文字の大きさがどうとかこうとか・・・

こちらが細部にまでこだわっていたことは、結局どうでもよかったのかも知れません。

 

これはデザインは必要ないと言っているわけではありません。

第一印象はとても重要です。

 

しかし最も大事なことは、相手を知るということ。

私たちがターゲットとしている相手は、どんな感性を持ち、何に興味があって

どんなことを望んでいるのだろうかと想像をめぐらすことから始めます。

 

 

 

私の奥さんをターゲット(見込み客)にした場合は、

自分の価値観は改めねばなりません。

 

もちろんこれはウチの例であって一般的に通じないことかも知れません。

でも自分がこだわっていることは

実は他人は全く気にしていないこともあるということを学んだ一日でした。

 

 

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