インターネットを使う人の共通語がキーワードです。
ウェブサイトの運営側も検索ユーザーもキーワードがなければ出会うことはありません。
キーワードとは運命の出逢いに導くキューピットなのです。
しかし『キーワード』って何となく解りづらいですね!?
大辞林の解説では
① 文章の理解や問題解決の手がかりとなる語。
② 情報検索で、データを引き出すときの索引となる語または記号。索引語。
意味としては分かるのですが、
サイトを作る時に『キーワード』が理解出来ていないことが多いのです。
サイトとユーザーを結び付けてくれるキューピット
今回はその『キーワード』について検証してみましょう。
例えば
クリスマスプレゼントを考えている時に
今年は靴が欲しいな、おしゃれでかわいい靴を探してみようと考えます。
そのときに打ち込む言葉がキーワードです。
おしゃれ かわいい スニーカー とか
そのまま
おしゃれでかわいい靴 と打つかもしれません
逆にあなたが、靴の販売をしているサイト運営者だとしたら
靴を買いたい人にサイトに来てもらわなくてはなりません。
そのためには検索ユーザーが入力したキーワードに
サイトが反応する必要があります。
検索ユーザーが打ち込んだキーワードにどうやって反応するのか?
それはキーワードがサイトの中に存在していることが大条件です。
おしゃれ かわいい 靴 スニーカーというキーワードが
書かれていないサイトには、それを求めているユーザーは
絶対に来ることはありません。
キーワード同士が反応しあって初めて出会うことができるのです。
これを念頭に置いてサイト作りをしていなければ
いくら良い商品を取り扱っていたとしても
検索ユーザーの目に留まることはありません。
サービスを提供するサイト運営者は
まずはじめに、ユーザーの立場に立って
どんな言葉を並べて検索するのだろうか?ということを
徹底的に考えておかなければなりません。
このことを忘れて
商品のことばかりに没頭してしまうサイトが多いのです。
さらに、
靴 というジャンルのお客様を全て呼び込もうと考えてしまい
範囲を広げてしまうのも問題です。
靴を買いたい人はもの凄い数の人がいます。
だから全員を対象にしといた方がチャンスが多いと考えがちですが、
百貨店内の実店舗であれば不特定多数の人が来店するので
品揃えが多い方が売れることもあります。
しかし、ネットの世界は違います。
ユーザーは検索でしか来店しません。
しかも、靴、シューズ、スニーカーという一つの単語だけでは
検索しても目的の結果を得られない事を知っているので、
必ずどういう靴がいいのかという自分の思考を付け加えます。
紳士ビジネスシューズ
メーカー名 スニーカー 赤(色)
サンダル オシャレ 〇〇円
自分が欲しいものにいち早く辿り着くために
思いつくかぎりで範囲を絞り込んでいるのです。
つまり、靴という広範囲のジャンルだけで
購入を考えている人はいないのです。
実際に『 靴 』と検索窓に打ち込んでみると
大手通販サイトの広告を筆頭に、有名メーカーサイトが鎮座しています。
莫大な費用を掛けて膨大なサイト情報と実績を積み上げてきた結果です。
我々のような中小零細企業が太刀打ちできないのは
火を見るよりも明らかです。
また 靴 というキーワードには
靴を買いたい以外の需要も多いのです。
私たちが狙うべきは
靴 > 女性用 > 20代 > スポーツ系
というように、的を徹底的に絞り込みます。
こんなに絞ってしまうと来店者が少ないのではと心配になりますが、
ここまで絞り込んで検索している人は
気になっている、買うかも、欲しい・・・の人たちが多いのです。
購入意欲の高い人だから、来店してくれると購入率も高いのです。
失敗したくない人は、より専門店を好みます。
知識もあって『安心して買えそう』という意識が働きます。
キーワードでマッチングさえすれば
得意の商品アピールをするだけです。
訪問者数は多いのに商品が売れないというサイトがありますが、
結局、靴という広範囲なキーワードで辿り着いたため
靴を買うつもりの無い人が来店したと言えます。
(ここではサイトの構成は横へ置いておきます^^;)
大勢を狙って買う気の無い人ばかり来店しても意味はありません。
得意の専門性でピンポイントで攻めていけば
結果売り上げに繋がるのがインターネット上での売り方です。
キーワードをいくつも繋げて
より専門的な範囲で攻めていけば
さらに新たなお客様と出会えるに違いありません。